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11.11.04

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[AIIT]評価グリッド法による価値分析

今日の演習は評価グリッド法を用いた価値分析だった。
フローモデル図のときと同じく、また理解がしきれずもやもやが残ってしまったので少し整理をしてみた。
講義で教えていただいたことと復習のために web などで調べたことを自分的な基準で統合して書いているので、もし理解が間違っている部分があればぜひ指摘してもらいたいです。


評価グリッド法

どのようなことができるか
・サービスやプロダクトに対してのユーザの評価を
 「抽象的価値」「感覚的理解」「客観的・具体的」と階層的に把握できる
・被験者(interviewee)の本音が聞ける

どんなときに使えるか
・(サービスやプロダクトの)スペックの判断材料
・改善の糸口の発見、改善後のベネフィットの把握

gridmethod111103.png

これだけ聞くとマーケティング的な側面しか見えずらいのだけど、調べていくとこれがメンタルモデル・アプローチ(この言葉すごくしっくりきた!)におけるユーザ側のモデルの一種だと考えると、以前演習したペルソナ/シナリオ法の3つのモデル(フロー、文化、シーケンス)と並ぶペルソナづくりの素材にもなると感じた。
KA 法は価値項目の抽出が効果的にできる反面ユーザ像が若干希薄になる感じがするのだけど、評価グリッドはその人自身の価値観のモデルが浮き出てくる感じ。

mentalmodel111103.png

どういうふうにやる?
・半構造化インタビュー(用語難し杉)
 事前に大まかな質問事項を決めておき、
 回答者の答えによってさらに詳細にたずねて行く簡易な質的調査法
・比較対象物を用意してそれらを被験者に比較評価してもらい、その評価理由を聞き出す
・ラダリング技法
 上位概念(how、どのように好ましいか?)・下位概念(what、好ましくあるための条件とは?)の抽出


演習

・この手法を理解しよう
・プログラム上の共通課題「旅支度」
というところから(だと思う)、既に調査済みの4人分の旅支度に関するコンテキストインタビューメモの項目を比較対象物として、3人1組で「interviewer」「interviewee」「recorder」役をそれぞれ実習。調査した結果は9人組になって1つの構造図にした。

インタビュー実施
1つ1つの行動についてのラダリングはまあなんとかできて、横方向の構造化?はできた。
inteviewer と recorder が別なので「あ、いまラダーアップしたつもり」なんだけどラダーダウン方向に記録されたりすることはあったけど、あとでみんなでレビューしたときにそれぞれの意見を出し合って修正できたから問題なし。
あと、これは復習しているときに見つけた blog に書かれていて「うん、たしかに」と思ったことなのだけど、その場で3人が記録されたグリッドを見ながらやるとラダーの方向が整地されるのと interviewee に内観的なことが起って答えも整地されるので「グリッドを共有しながらインタビューする」というのはいいですな。

難しかったのは比較素材がサービスやプロダクトといった具体的なものではなくて、インタビューのメモだったということ。そこから「比較対象を決定する」ことがつまずきどころ。

Q:No1さんとNo2さんの「持っていくアイテム」について、どちらが好ましく思いますか?(一対比較になるのかな?)

みたいに始められると、ラダリングっぽさ?がでてよかったのかもしれない。
(けど、両方の人に書いてあって比較できる共通項目を探すのが大変)
interviewee 自身の考えと No1さんの考えを比較するだと(単独評価になる?)、どうしても「比較してどう思う」というより「私はこう思う」にながれがなってしまってラダリングからはみでる感じがした。

どこかのサイトでインタビューの始めに比較する商品について好ましい順に並べてもらうという手法が紹介されていたが、全体のヒエラルキーを作ってもらうことで interviewee 自身で複数あるであろう価値の視点をある程度見切ってヒエラルキー化するので、それも構造化してあげればそこからもその人の価値のプライオリティが分かっていいと思ったけど、見切るのにそれなりに内観する必要があるだろうし、見切りが適切に行われるかどうかは微妙な気もするから、このあたりは気にして取り入れるべきだと思った。

統合
横構造のみにフォーカスしていたのが功を奏して2項目については統合することができた。が、それ以外はラダリングの開始地点がばらばらすぎて統合できず。ちなみに統合すると班になった9人から抽出された価値観をもったペルソナができる?と考えていいのだろうか。

全体的には
自分が演習の時点で評価グリッド法の優位点を見いだせなかったのは手法の理解不足につきる。それと最終的な目標がやってるうちに手法の習得になってしまって、なんのためにやっているのかとか、最終的にはなにが出来上がるのかを理解できていなかったところにあるのかな。
演習の最後の講評会で質問とか意見が、このあたりのもやもやはどうやらみんな同じだったぽい...?


統合についてのさらなる疑問

重複してでてくる着目点については重なった数を記すなどして重みをつけないと統合の意味がない気がした。複数の評価グリッドを統合する際の正しいオペレーションがあれば知りたいところだ。
というわけで復習したつもりが、違うモヤモヤを増やす結果になったのでした... orz


11/10追記:霧が晴れて来た

上のほうにあった図は、複数人のモデルを統合して一人のモデルにするイメージで作ったのだけれども、エントリ後に山口先生からいただいたコメント----

「基本的に評価グリッド法の使い方は、ユーザ全体の評価構造を抽出して俯瞰し分析するためのものです」

「(統合では)定量的に扱う意味でも、重なった評価ワードの人数や、関係線の人数、価値観の系統のネーミングなどを行います」

「数十人分の評価グリッドを統合することで一覧しやすくなりますし、抜け漏れの評価項目が少ない構造MAPができあがり、それを手掛かりに設計につなげることができます」

から理解をし直すと、数人分を代表する一人のモデルを作るというよりは、数人分の価値マップとして統計データ的に利用するほうがこの技法の使用方法としてはふさわしいようです。先生ありがとうございます!


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